【Happy Village 発足の想い】
私たちがNPO法人として発足したのは平成12年の秋でした。
発足の契機は、その前年3月11日にあった東日本大震災です。
3/11を境に、政治・経済・エネルギー・・生活の基盤となるあらゆる問題が顕わになりました。
それは、地震や火山噴火など頻発し出し、地球が活動期に入った時期でもあります。
平和ボケという言葉がありますが、私たちは、もうそこには止まっていられない時代が来たのだと理解しました。
いろんな分野で、今まで隠されていたモノが噴き出されつつある現在です。
私たちはそんな状況を、『臭いものに蓋をしてきた問題が震災を機に、毒出しを始めたのだ』と考えました。それは決して悪いことではありません。物事を正常の状態に戻す作業です。
その現れとして、現在あらゆるところであらゆる方が、再生の努力をしています。
もちろん再生には、途方も無い時間がかかるでしょう。
けれど腐っている時間もないのです。こんな時代にめぐり合わせた私たちは、こんな時代だからこそ、自分たちの出来ることを出来る範囲でしていこうと思いました。
そこで、今までひとりひとりがボランティアとして地域貢献してきた経験を生かそうと仲間が集まり、"ひとりひとりの心の中に、「Happy」な「Village」を創る" ことが全体に広がっていけばと、この名を付け、NPO法人を設立しました。
それぞれが得意分野の専門があります。漁業、林業、ガイド業、知的障害を持つ子供のボランティア関係者、救急関係者、医療関係者、富士山関係者・・などなど。
そんなメンバーの力を合わせれば、1足す1が2ではない、それ以上のことが出来るかもしれない、と思いました。
私たちはこの時代の未来を担う子供たちが、何より健やかに育ってほしい!と、心から願う者です。
私たちの活動は地元はもちろん、ここに来てくださる "子供たち" を中心(もちろん大人の方もですが)に、富士北麓の『自然環境保護』と『伝統と文化の継承』を、エコツアー や芝居、講座などを通して、様々な形で行ないます。地元に根づいた『温故知新』の活動です。
NPO法人としては歩き出したばかりの団体ですが、一歩一歩心をこめて、歩を進めていきます。どうぞよろしくお願いします!
NPO法人 Happy Village 代表 福村玲子